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脊髄損傷(074) [脊髄損傷・癌]

またしてもこのシリーズは久し振りの更新となってしまいました。
話が続いているカテゴリーなのに、話が繋がらなくなっちゃいますね。

小樽に行く日程も決まり、私はすぐに仕事場の同僚と上司に相談して快く
理解してもらいました(但し、総務という人事の管理をする課には手こずりました)。

そして数日後、まず5番目の資料が送られて来て、そこに在宅でリハビリに使う
道具を送ると言うことと、小樽に来る時に必要なもの、それと段取りが書かれていました。
そして、小樽からリハビリに使う道具が送られて来ました。
送られて来たのはグリップ付きの頑丈そうな椅子、同じく手摺のようなグリップが
付いた机、そして2種類の高さがある台(オットマン)、それに長さが2種類の
マジックバンドが8本、この時点ではどのように使うのか全くわかりませんでした。

しばらくすると6番目の資料が送られて来ました。
そこには小樽に来るまでの間、先に届いた道具を使ってどんな運動を
どのように行うのかが書かれていました。

前にも書いたことがありますが、この記事を偶然見た人が間違った認識で
リハビリを行ってしまうことを避けるために詳しい内容は控えさせてもらいますが、
その6番目の資料を見る限り重要なことは、脊髄損傷により失ったバランス感覚、
平衡感覚を取り戻すために、取敢えずは立つ訓練をして身体の中心(軸)がどこなのか、
それをしっかり脳に覚えさせること、それと呼吸法(これが意外と難しい)です。

最初に送られて来た資料等の中でも右近清さんが言っていることがあって、
人間の手と足では当然のことながら手の方が複雑で細かい動きをするもので、
脊髄損傷により四肢が不自由になると大抵の人は間違って手のリハビリをする。
ところが複雑な動きをする部分だけにそう簡単には回復しない、それが諦めに繋がる。
諦めてしまう人のほとんどはそのパターンだそうです。

そして先に立ちを中心にした足のリハビリを中心に行うと、不思議なことにあまり
リハビリを行っていない手の方にも効果が出始めるのだと。
嘘かと思うかもしれませんが、現に母はそれで手の方も医師たちに言われた
手の方の回復は無理だと言われたのに反して、少しずつ動くようになっていったのです。

                                                            続く
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