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バリアフリーの小さな宿「雅樹雅」 [車椅子で行ける]

富士山五合目を後にした私たちは、中央高速を甲府方面に向かいました。
途中勝沼インターチェンジで下りて、母の希望で名物のほうとうを食べました。

それから母の脊髄損傷で知り合った人達の会「希望の椅子」での知人である
ひろさん宅に、遊びに行かせてもらいました。
現在家の新築を検討中の自分に、エレベーター付きの家を見に来なさいと
快く招待してくれたから、お言葉に甘えて家を見学させてもらいました。

そして私が宿泊先に選んだのが、ひろさんも行ったことがあるそうですが、
清里にあるバリアフリーの小さな宿「雅樹雅(あじゅが)」です。

宿の話をする前に、清里のことに簡単にふれておきたいのですが、
私はかれこれ20年前に清里に同僚と1泊で行ったことがあります。
当時の清里はナンパの名所と言われて避暑地ブームもあって人であふれていました。
ペンションや別荘もたくさんありましたが、久々に行った清里にはその姿はありません。
僅かに残ったペンション、それに廃屋らしきペンションと別荘がたくさんありました。
そんな中にバリアフリーの小さな宿「雅樹雅(あじゅが)」はありました。

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バリアフリーの小さな宿「雅樹雅(あじゅが)」   PHOTO by のりさん

ここは4部屋しかありませんが、すべてバリアフリーの部屋になっています。
部屋はログハウス調で、広くてとても綺麗です。
当然トイレも広くて身障者用のもの、お風呂は客の希望でいろいろな介護用品を
準備してくれますので、入浴も安心してできます。

若い御夫婦が経営していますが、御主人は元シェフ、奥さんが看護師さんで
静かで落ち着いた雰囲気のペンションです。
この日も宿泊していたのは我家族だけでしたから、かなり落ち着けました。
それから食事、フレンチのコースだと思いますが、最高でしたね。
食材に地の物も多く使われていますので、本当に満足できました。

私が最も気に入ったのがデザートですが、あれは何という名前のものなのか?
外国の映画で出てきたのを見たことがありますが、多分クレープをリキュールかな?
浸して、火を付けて炎をあげてアルコール分を飛ばすような感じでしょうか?
テーブルに出されるときには、甘くて暖かいリキュールに浸された状態です。
今、ネットで検索してみましたが、多分クレープシュゼットというものですかね?
写真を撮っておけば良かった、とにかく忘れられません。

朝食もほうれん草のパンとゴマが入ったパンをトーストで焼いて、
バターと清里のジャムで食べますが、本当に美味しいですよ。

それだけの料理が食べられて、完全なバリアフリー化、
それで3人分の宿泊が3万円ちょっととリーズナブルです。
建物の周りはたくさんの花で覆われています。

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花で囲まれた「雅樹雅(あじゅが)」   PHOTO by のりさん

車椅子の家族を外に連れ出したい、旅行に行かせてあげたいと思っても、
宿泊可能な場所はまだまだ少ないですが、ここは安心して宿泊できます。
是非行ってみてはいかがでしょうか?

バリアフリーの小さな宿「雅樹雅(あじゅが)」のHPアドレス
http://www.ajuga.jp/
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