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脊髄損傷(071) [脊髄損傷・癌]

血圧が低いことが原因でお風呂上がりに気絶してしまった母の話をしましたが、
突っ張り痙性(身体の硬直)にはお風呂が一番効果的だと言う話もしました。
それでその頃私は母にあることを試してみようと思い始めていました。

リハセンに入院中の話の中でも書いたことですが、病院で行われるリハビリというのは
人手不足の影響だかどうかは知りませんが、とにかく時間が短いのです。
身体を動かしていないわけなので、当然血圧も下がってしまうわけです。
身体を自由に動かせる人は、特別に血圧を下げないために運動などしなくても、
普段の生活の中で立ったり座ったり、歩いたりと動いているから平気なことなのです。

病院でのリハビリは時間が短いので、当然血圧は低いまま、身体を動かしていなければ
当然突っ張り痙性(身体の硬直)も強くなる、そうなるとほとんどの医師は筋弛緩剤を
投与する、そうなると患者は昼間からうつろな状態となり、昼間から寝ているような状態。
昼間から寝ているから夜も眠りが浅くなる、昼と夜の逆転現象が起こってしまうのです。
そこで今度は睡眠薬が使われる、更には母もそうでしたが痛みや痺れがあると痛み止め、
運動不足による便秘で下剤が使われるという具合にとにかく薬漬けの状態です。

そこで私が母に試そうと思ったものですが、実はお酒を飲ませてみようと思ったのです。
お酒何てと思うかもしれませんが、実は母は受傷前は血圧が高かったのが影響したのか、
全く飲めない人で、お酒を飲むと、激しい頭痛に襲われ
フラフラな状態になり、起きていられなくなってしまうような状態でした。
それもたった一口飲んだだけでそういう状態、いわゆる下戸?、飲めない人でした。

それが受傷後は血圧が以前の半分まで下がっていたので、本人に伝えて寝る前に
少しだけ、女性が好きそうな甘い缶酎ハイを飲ませてみました。
すると思った通り、全然平気な顔をして私が与えたお酒を飲み干しました。
しかも頭痛も起こりません、それどころか睡眠薬など飲まなくても熟睡するようになりました。
血行も良くなるのか突っ張り痙性(身体の硬直)も軽くなったのです。

それから約4年半、母は欠かさず寝る前は焼酎を飲んでます。
飲む量も少し増えたような気がします。
たまに出し忘れると「お酒ちょうだい」と催促までするようになりました。
それでも薬に頼るよりは全然良いと思って、我家の冷蔵庫には常に缶酎ハイがあります。
最近は種類もバラエティになり、いろいろ飲み試すのも楽しいですよ。

                                                         続く
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