ＮＣ旋盤で花瓶

就職活動をしながら引続きポリテクセンターに通って学んでいます。
年明けからは加工が中心になり、汎用旋盤を習った後にＮＣ旋盤を習いました。
汎用旋盤に関しては前職場で加工専門の課に１年間実習に出された時に
少し経験があったので、それを思い出すのにそんなに時間は掛りませんでした。

そしてついこの前の金曜日までＮＣ旋盤を習っていました。
ＮＣ旋盤は加工プログラムを入力して旋盤作業を行うものです。
入力するプログラムは図面を見ながら、ここまでは直線で何ｍｍ削って、
ここからは半径いくつの円形に削り、何ｍｍのドリルで深さ何ｍｍの穴をあけるというような、
具合でプログラムを組んで行き、それを旋盤に覚えさせて作業をするものです。

そして最終的に課題があって、アルミで一輪差の花瓶かペーパーウエイト（文鎮）を
造るもので、自分は加工工程の多い一輪差の花瓶を選択しました。
材料のアルミは直径６０ｍｍ、長さ１０２ｍｍの円柱からＮＣ旋盤により
自分で組んだプログラムにより加工して完成させるというものです。
図面を渡されてプログラムを組んで講師に確認してもらってから作業です。

そして出来たのがこれ、写真は横向きにしてあります。


ＮＣ旋盤で造った花瓶　PHOTO　ｂｙ　のりさん

曲面はここからここまでは半径何ｍｍ、そして途中から半径何ｍｍと言う具合に
プログラムをして、直線の加工もそうですが荒削りと仕上げ削りの２回行います。
機械で加工したとは思えないこの曲線がたまらないですね。

花瓶の曲面　PHOTO　ｂｙ　のりさん

この課題で取敢えずＮＣ旋盤が終わり、来週からはフライス盤とマシニングセンターを
習うと言うことになっていますが、残念ながら自分は２月中旬には就職する可能性があり、
正式に採用された場合は途中で退所することになると思うので、習えないかもしれません。
それと先日現場見学した時に加工場はあったのですが、旋盤は無いと聞きました。
覚えてもその経験は生かせないのが残念です。

コメント 2

おぉ！
こんな作品が出来るんですね、素晴らしい♪
by haku (2013-02-05 08:25) 

Hakuさん＞加工はなかなか面白いです。
今回使用したＮＣ旋盤はメイドインジャパン製ですが
日本の技術と言うのは本当に凄いと感心しました。
機械でこんな曲線が加工できるのですから。
by のりさん (2013-02-06 02:23)