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不思議な光景 [とりとめの無い話]

少し前の話になりますが、母が脊髄損傷になり搬送された病院に不信感を持った自分が
アポ無しで大学病院の先生にメールを送り、その病院に受け入れてもらい手術をしてもらいました。
今では当たり前のセカンドオピニオンです。

その後、その大学病院でお世話になった先生が千葉県鴨川市にある大きな病院に移ったので
母もその先生を頼って、その病院で定期的に診察を受けていました。

最初は3カ月に1回、そして半年に1回となり、そして最終的に母は肺癌で2013年の
7月7日に他界したのですが、実はその少し前、確か6月の後半か、7月の最初に
半年前に入れた予約で受診の予定で、その予約を入れた半年前にはまだ母の肺癌は
発見されていなかったので、普通に予約したのが亡くなる数日前だったのです。

そして最後の受診には母は行くことが出来ず、私が一人で病院に行って、
10年近くお世話になったその先生に母が来院出来ない事情を話して、
余命宣告もされていたので次の受診は必要無いのでとお礼を行って別れて来ました。

その時に順番待ちをしている待合室の窓から見えたのがこの写真です。

0510.jpg
不思議な光景(虹) PHOTO by のりさん

ただの虹なのですが、虹は調べてみると正確には
「太陽の光が空気中の水滴によって屈折、反射される時に水滴がプリズムの
役割をするために光が分解されて複数色の帯に見える」となっています。

雨上がりなどに虹が見えるのはそう言うことなのですが、この日は雲は出ていましたが
暑いくらいの晴天、写真を撮ったのは建物の5階、確かに下は海ですが虹が見えるような
状況ではなかったので、待合室にいた人達がざわめいていたのを覚えています。

下が海とは言え何年も通った病院で初めて見る不思議な光景だったのです。
その後、数日で母が亡くなってしまうことなど考えてもいなかったので、別に母の死とは
無関係だとは思いますが、これを見た時には何か天変地異でも起こるかと思いました。
結局、無駄な心配となりましたが、自分的には勝手に母のサインだったのか?と思います。

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